【テンプレートあり】Notionを使った読書記録リストの作り方

今回は、Notionを使った「読書記録リスト」の作り方を解説していきます。こんな感じの読書記録リストを作るのを目標としていきます。

わざわざ作るのが面倒だという方は、記事の最後にダウンロードリンクも用意していますので、そこから複製をしてください。

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読書記録リストの作り方

メインのデータベースを作る

まずは、新しいページを作ります。「読書記録」とでも名付けておきましょう。

次に、/inlineから新しいインラインのデータベースを作成します。

ここから、とりあえず本を3冊入力していきます。データベースの名前も「読書記録」などと分かりやすく変更しておきましょう。

ここから、新たなプロパティである「本のカテゴリ」「著者」「ステータス」を追加していきます。本のカテゴリとステータスはセレクトで、著者をマルチセレクトで追加します(複数著者の場合を考えて)。全部追加が完了すると、こんな感じ。ステータスには「読了」「読書中」「未読」の3種類を作ります。これが後々重要になってきます。

さらに、ギャラリービューで本の画像も見れるようにしたいので、画像リンクをAmazonからコピー&ペーストします。こんな感じ。

新しいプロパティを作る際には名前を「画像URL」に、プロパティの種類は「ファイル・メディア」を選択しておきましょう。そうすると、URLをペーストすれば画像として表示してくれます。

ギャラリービューを作る

読書記録のおおもととなるデータベースは完成しました。ここからは、ギャラリビューを作成していきます。複数タブでテーブルとギャラリーを両方表示させることもできるのですが、今回は「リンクドビュー」の機能を使ってみます。

ページのタイトルとデータベースの間に改行を作って、/createと打ち込みます。

すると、「リンクドビュー」が出てくるので、これを選択。先ほど作った「読書記録」のデータベースを選択し、表示するとこんな感じになります。

上のビューはテーブルではなくギャラリーにしたいので、「テーブルビュー」のところをクリックして、「ビューを編集」「レイアウト」から「ギャラリー」を選択。

テーブルからギャラリーにすると、こうなります。

しかし、このままでは本の表紙画像が表示されていません。今回は本の表紙をギャラリーに表示したいので、3点ドットをクリックして、「レイアウト」から「カードプレビュー」を選択。ページコンテンツの代わりに画像URLを選びます。また、「画像を表示枠のサイズに合わせる」もオンにしておきます。

すると、このような感じでギャラリー表示ができます。

さらに、「ビューのオプション」から「グループ」を選び、ステータスで並び替えられるようにします。空のグループが表示されてしまうと見栄えが悪くなるので、「空のデータを非表示」もオンにしておきます。

すると、こんな感じに「読書中」「読了」「未読」がそれぞれ分かれて表示されるようになります(ギャラリービューでは「読書中」を一番上に表示するのがおすすめです。並び替えの順番は「グループ」の中の「表示されているグループ」からドラッグして変更可能です)。

ビジュアルのカスタマイズ(お好み)

本のテーブルとギャラリーを両方表示させたい場合は、2カラムのコンテンツにするのがおすすめです。ギャラリービューを右上の方にドラッグし、メインのデータベースは左上に置きます。

次に、テーブルビューのカスタマイズをしておきます。まず、「画像URL」の列を右クリックして非表示にしておきます。そうしたら、「並び替え」をクリックして、「ステータス」が「昇順」になるようにしておきます。そうすると、読了・読書中・未読の順番で表示されるようになります。

また、ギャラリービューの表紙についても、3点ドットから「プロパティ」を選択して、現在非表示になっている著者とカテゴリを「表示」にしておきます。すると、こんな感じで、表紙画像とともに著者とカテゴリが表示されるようになります。

全体をもう一度見てみると、こんな感じになります(ギャラリーの画像が大きすぎる気がしたので、サイズを中から小に変更しました)。

評価機能をつける(お好み)

新たなプロパティ「評価」を作ります。プロパティのタイプは「セレクト」を選びます。星マークを5種類追加して、こんな感じ。

並び順と表示・非表示を変更すると、こうなります。読了した本には5段階で評価をつけて、それを表示できるようにしています。

読書記録リストの使い方

ギャラリーから本を追加するのが一番簡単です。当てはまるステータス(読書中・読了・または未読)の「+新規」をクリックすると、このような画面になります。

ここから本のタイトル、著者、カテゴリ、画像URLなどを入力していけばOK。

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ダウンロードリンク(note)

【テンプレートあり】Notionを使ったパスワード管理帳の作り方

今回は、Notionでのパスワード管理帳の作り方を説明していきます。自分で作るのが面倒くさいという方は直接テンプレートを複製してください。テンプレートのダウンロードは記事の最後からどうぞ。

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パスワード管理帳の作り方

1 新しいページを用意する

まっさらな新しいページをまずは用意します。名前はお好みですが、「パスワード管理帳」と、ひとまずは名付けておきます。

アイコンとカバー画像もそれぞれ設定しておきますが、お好みでどうぞ。

2 データベースを作る

データベースをさっそく作っていきます。まずはインラインのデータベースを呼び出します。

データベースとテーブルの名前を変更します。データベースの名前(「無題」となっているもの)を「パスワード一覧」に、「テーブルビュー」のところを「すべてのパスワード」に変更して、分かりやすくします。

そうしたら、タイトルの名前である「名前」を「サービス名」に変更。タグについては、プロパティのタイプをテキストにして、名前は「タグ」では分かりづらいので「パスワード」に変更します。

これで大体の骨組みは完成です。サービス名には具体的なWebサイト名を入れ、パスワードをその隣の列に入力していくイメージです。下のような感じ。

ただし、これだけではあまりにも簡単すぎるので、今回はもう少し機能を付け加えていきます。

3 カテゴリ分けをする

カテゴリ分けの機能を追加していきます。+ボタンをクリックして、新たなプロパティを追加します。名前は「カテゴリ」で、プロパティの種類には「セレクト」を選びます。

追加した後は、こんな感じ。

プロパティの種類の一つである「セレクト」は、1項目しか選ぶことができないのが特徴です。今回はサービス名とカテゴリ名を1つずつ結びつけたいので、「セレクト」を用います。当てはまるカテゴリとして、NotionとDropboxには業務効率化、Netflixにはエンタメと入力します。

カテゴリ分けはこのままでも便利なのですが、今回はさらにグループ化の機能を使っていきます。まず、カテゴリ分けが済んだら、「新規」と書かれた青ボタンの隣の3点ボタンをクリック。

上から5番目の「グループ」を選択し、グループ化の参照元では先ほど作った「カテゴリ」を、「空のグループを非表示」はオンにします。

すると、カテゴリごとにパスワード一覧が表示されます。なお、ここで「空のグループを非表示」をオンにしていないと、見栄えが少し悪くなります。

これで、パスワードを分かりやすくカテゴリ分けすることができました。

4 パスワード更新機能を付ける

セキュリティの観点から、パスワードは定期的に変更することが推奨されています。Notionのパスワード管理帳にも、パスワードの更新日時を記録し、現在日時との差を計算することで、変更しなければいけないパスワードを別のリストで表示することができます。

まずは、パスワードの最終更新日時を入力します。+ボタンから新しいプロパティを追加。プロパティの種類は「最終更新日時」を選び、名前も「最終更新日時」とします。

最終更新日時を表示してみると、こんな感じ。それぞれの行の最終更新日時が表示されています。行を編集すると、最終更新日時も更新されます。

ここから、さらに現在の日時と最終更新日時の間隔を計算するような関数を組みます。まずは+ボタンから、新たなプロパティを追加します。プロパティの種類は「関数」を選択し、名前は「経過日数」とします。

関数の「編集」から、関数を入力していきます。次の関数をコピペして入力してください。

dateBetween(now(), prop("最終更新日時"), "days")

dateBetweenは2つの日付の差を計算するための関数です。now()は現在日時を取得する関数で、prop("最終更新日時")は最終更新日時の列を取得している関数です。daysは文字通り、日数の計算を指定しています。

入力したら、「完了」をクリック。経過日数が最終更新日時の隣にがあるのが分かります。

ここからさらに、経過日数が一定の数字を超えたパスワードのみを表示したビューを作ります。「すべてのパスワード」をクリックして、上から4番目の「複製」をクリック。

そうすると、新しいビューが追加されます。新しいビューの名前は「変更すべきパスワード」に変更。元のテーブルから全て複製しているので、その他の変更は必要ありません。

最終更新から時間のたっているものだけを表示するために、フィルター機能を設けます。「フィルター」をクリックして、さらに「高度なフィルター」をクリック。条件は「経過日数が180以上」と設定します。こうすることで、新しいビューでは最終更新日から数えて180日以上たったもののみが表示されることになります。

パスワード変更の頻度を変えたい場合は、90にしたり、360にしたりなど、調節可能です。パスワード変更は必要ないという方は、そもそもこの機能はなくても構いません。

5 完成

以上で、パスワード管理帳は完成となります。テーブルの表示順はお好みでカスタマイズ可能です。また、パスワードが丸見えなのは心配だ、という方はパスワードの列を非表示にしておくのもおすすめ。

パスワード管理帳の使い方

使い方はとっても簡単。すでに作ったグループ(エンタメ・業務効率化)のパスワードを追加したい場合はそれぞれのテーブルの下にある「新規」をクリックして情報を入力するだけ。

新しいグループのパスワードを登録したい場合は、一番下の「グループを追加する」をクリックし、新しいグループの名前を入力します。

上の画像では、「学習」という新しいグループを作っています。同様に「新規」をクリックすれば、新しいパスワードを登録できます。

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